◆◆北欧お酒事情◆◆
現在の北欧では、これらのスピリッツの他、ビールも日常的に飲まれています。
代表的な銘柄に「AALBORG(オールボー)」。
代表的な銘柄に、「FINLANDIA(フィンランディア)」。
「ABSOLUT(アブソルート)」は、スウェーデン産の小麦ウォッカ。
代表的な銘柄に、日本でもおなじみのデンマークのビール、
しかし、実際にデンマークに行くと、このカールスバーグの他に、
さて、デンマークと言えば、アンデルセンの童話を思い浮かべませんか?
北欧・スカンジナビアのお酒と言ってまず思い浮かぶのは「アクアヴィット」や「ウオッカ」などの蒸留酒でしょうか?
アクアヴィットは“生命の水”を意味するラテン語“Aqua-vitae(アクア・ヴィテ)”が変化したもの。ジャガイモを原料としたスピリッツですが、蒸留後にキャラウェイ、アニス、クミン、カーダモンなどのハーブで香味づけするので、ハーブ・スピリッツとも呼ばれています。
北欧らしいさわやかな味をかもしだしています。
ところで蒸留酒は英語で「spirits」。
なぜ、蒸留酒は「魂(たましい)」なのでしょうか?
人類がはじめて飲んだ酒は、蜂蜜や果汁などが自然に発酵してできた酒といわれています。ワインやビールなどの醸造酒は、そうした自然現象のなかから生まれたものです。
しかし、蒸留酒というのは、製造の過程に人の手が加わって生まれます。
いったんできた醸造酒を、火にかけ、蒸発させ、それを再び冷やして、生き返らせる。
つまり、醸造酒に死と再生の儀式がほどこされ、新しい「たましい」が吹き込まれて誕生する。ここに、蒸留酒がスピリッツといわれる所以があるのです。
それでは「北欧のお酒」を紹介しましょう。

じゃがいもを主原料とする北欧諸国特産の蒸留酒です。
原料のじゃがいもは、糖化酵素又は麦芽で糖化発酵され、連続蒸留機で蒸留されます。
これに水を加えて度数を調整し、香草・薬草を加えてもう一度蒸留すると
アクアヴィットになります。
デンマークの代表的ブランド。香り付けにキャラウェイの種子を用いたキリっと辛口の酒。

ウォッカは、主にロシアや東欧、北欧などで好まれている強いお酒として知られています。
これは、原料を発酵蒸留させてアルコール度が85度以上の強い酒を造り、
水で薄めて濾過されたものです。
ロシアのウオッカが、麦類・とうもろこし・じゃがいもなどでつくられるのに対し、
北欧のウオッカは麦のみを使ったものが多いようです。
その名の通りフィンランド産の大麦100%のウォッカ。
酒名は“究極の”“純粋の”という意味。瓶にロゴや文字が直接プリントされているのが特徴。

ビールは、北欧のみならず、世界中で愛されているアルコール飲料ですが、
北欧の中で特にスウェーデンではビールの事情はあまり良くないようです。
スウェーデンではビールは国の専売です。Systembolaetと呼ばれる店でしか購入できません。
ただし、アルコール度数3.5%以下のビールはアルコールではない(?)らしいので、
どこでも買うことができます。このあまりの不便さと酒税の高さに、
スウェーデン人は週末には隣の国、デンマークにビールの買い出しに行きます。
ただ外国と言っても、デンマークまでフェリーで15分程度しかかかりません。
「Carlsberg(カールスバーグ)」があります。ビールの種類は豊富ですが、
デンマークピルスナーと呼ばれる伝統的なラガービールが主流です。
くせが少なく、飲みやすいので女性にも好かれています。
もう一つ「TUBORG(ツボー)」というビールのシェアが高いのが分かります。
ただしこれにもCarlsberg社の資本が入っています。
アンデルセンの童話に出てくる人魚姫の像(彫刻家エドワード・エリクセン作)が
コペンハーゲンの港にあるのをご存じでしょうか?
これは1848年創業の「カールスバーグ」の二代目社長が寄付したものだそうです。
そしてもう一つ、同ビール工場の中にも人魚姫が見られるそうです。
これは彫刻家の試作品だそうです。デンマークに行ったらぜひ確かめてみてください。
