富士山いろいろ
アウトドアで8月、といえばなんといっても話題になるのが富士登山です。
日本人は、富士山には平安時代から登っていますが、当時の噴煙を上げている富士山と、現在では、だいぶ雰囲気が違うのでしょう。しかしそれでも、富士山が多くの日本人にとってあこがれであり、そしてすばらしい山であることにかわりはないでしょう。
日本人なら誰でも、一度はその山頂に立って、壮大な感動を味わってみたいものです。富士山は毎年7月1目から8月31日までが開山期間。晴天の日が続き、風も弱く、一年中で一番気候がよく、登山にはベストな時期です。きちんとした服装、装備で、無理をせずマイペースで登れば、お子様からご老人まで健康な方ならどなたでも登れます。
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富士登山に関してはたくさんのサイトで紹介されていますし、体験談などもたくさんあります。
しかしさすが日本一の富士山、すばらしいのは高さだけではありません。歴史があり、文化があり、そして独特の自然があります。
その一端をご紹介したいと思います。
富士山と取り巻く環境について、いくつかまとめた頁を作りました。適宜書き足して更新していくつもりですので、よろしくお願いします。
〜 とくにおすすめ 〜 web 3776
富士山頂(吉田須走口)からの様子や富士登山情報アクセス方法など。2000年〜2002年富士登山シーズンに
富士山頂山小屋(吉田須走口)から毎日の御来光の様子や富士登山情報を更新していたサイトです。
現在も下界から鋭意更新中のようです!
≪富士山 小話 入門編≫
富士山について、日本人ならこれくらいは知っていたいものです−といった話題を集めました。
●富士山のおいたち
今私たちが見ている富士山は、3回の噴火活動によってできました。いちばん最初、約70〜20万年前に小御岳火山ができ、次に約8〜1.5万年前、古富士火山が噴火。そして約1万年前、当時すでに約3000mに及んでいた古富士火山の火口付近から新富士火山の噴火が起こり、小御岳、古富士をほぼ埋め尽くして しまいました。美しい円錐形(コニーデ式)は、短時間 の激しい噴火活動の結果 なのです。
●富士山の名前の由来
富士山の名前は古代からいろいろな表現がされています。
ごく一般的なのが「不二山」。他に比べようがない唯一無二の高峰という意味です。
「不尽山」は、山の頂に年中、雪が絶えないという意味のようですが、御承知のように夏の富士山には冠雪はありません。余りの大きさを“尽きることなき”と表現したのかもしれません。万葉集の山辺赤人の歌「田子の浦ゆ、うち出でて見れば真白にぞ、不尽の高嶺に雪はふりける」で有名です。
万葉集ではこのほか、「布士」「布自」の文字が使われていますが、万葉仮名は一種のあて字なので、「ふじ」と呼ばれていたことだけは事実のようです。
「不死山」は竹取物語のように、不老不死の伝説からきています。
「福寿山」というめでたい名前がなまったという説、「富慈山」からきた名前だという人もいますが、いずれもあて字のように思われます。
「富士山」という今日の書き方は、士に富む山という意味で、武士道が発達する鎌倉時代以降のものとみられます。
名称の由来についてこのほか、アイヌ語の「フンチ」(火の神=火山)、マレー語「フジ」(すばらしい)などからきたという説があります。
富士山を「芙蓉」と称するのは、頂上噴火口の形からきたものと思われます。
●かぐや姫伝説
ある時、竹取の翁とよばれる翁が竹の中からかわいい女の子を見つけました。夫婦で育てていくと、女の子は体から不思議な光を発する美しい姫に成長しました。都の五人の貴公子が求婚しましたが、姫は難題を言いつけ貴公子たちは次々と挫折してしまいました。やがて、帝がこの噂を聞きつけ、姫のもとに使いを出しましたが、姫は自分が月世界の者であることを告げました。
ついに姫が月世界へ帰る日がやって来ました。帝は、多くの兵を遣わし姫を守ろうとしましたが、呆然として何も手を出せません。姫は、衣服ひと重ねと不死の薬を竹取の翁に与えて月の乗り物に乗って帰ってしまいました。翁は、姫がいなくなってはこの世に未練はないと不死の薬を駿河の高山で燃やしてしまいました。
その後、山頂から煙が立ちのぼるようになり、その山を「不死」とよぶようになりました。
●富士五湖
富士のふもとに点々と存在する5つの湖。溶岩流によってせき止められ、山中湖以外の湖は、完全に閉鎖されていて、流れ出る川はありません。その昔、山中湖から忍野の平野付近までは宇津湖と呼ばれる湖が、西湖から本栖湖までの間にはセの海と呼ばれる大きな湖があり、幾度かの噴火で今の湖に分けられたということです。西湖・精進湖・本栖湖は、水面 の高さが同じで、水脈がつながっているとか、現在でも議論が繰り返されているようです。
≪富士登山の歴史≫
富士登山には、「富士講」と呼ばれる信仰がありました。室町時代後期に築かれた信仰で、江戸時代には八百八講もあったといわれています。「富士講」の道者たちの世話や指導をしたのが御師です。道者たちは御師の家で祈祷をし、一晩休み、翌日白装束に身を固めて、浅間神社で参拝してから山頂をめざしました。吉田の民俗資料館などで「富士講」の歴史を知るのもおもしろいです。
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≪富士山の登頂ルート≫
●吉田口
メインルートともいえる、人気ルート
首都圏からのアクセスの良さから、ツアー客をはじめたくさんの人が訪れるルートです。夏休み期間の夜明け前は大渋滞のことも。
小屋も人も多くて安心感があります。下山道が長いですが、いざという時には馬もいます。
●富士宮口
岩場のある富士登山
絶景の富士山スカイラインから登頂を目指すコース。距離は短いかわりに急登が続きますので、特に下山の際にはひざなどを痛めないように注意が必要です。また富士の中では一番雲が発生しやすい場所でもあります。
●須走口
変化が多く山登りが楽しめるコース
東麓の須走火口を隔て剣ヶ峯の対岸にある久須志岳まで登るコースです。途中本8合で富士吉田口登山道と合流して山頂に至ります。
夏の登山期間には古御岳(5合)まではバスがあり、冬期以外には車が利用できるため、通常登山はここからはじまります。他の登山道に比較して、森林限界が2,700mと高いため、植物にも恵まれ傾斜も緩やかで歩きやすい。規則正しい間隔で現れる山小屋(石室)ごとに、短期間の休憩をとりながら登れば、本8合まであまり苦労しないで登れるはずです。
落石事故などを防止するため、登山道とは別に砂走りと呼ぶ下山道が設けられていて、石ころ混じりの砂礫の道ですが、比較的短時間で下山することができます。下山の際、注意しなければならないのは、本8合で登山道が分かれることで、自分の目的地が須走か富士吉田かをはっきりと確認する必要があります。
●御殿場口
丹沢から箱根や伊豆の山々、愛鷹山と、広大な眺望か得られます。火山灰地を登るルート。下山道の「砂走り」が有名です。
宝永山や双子山などの寄生火山へのハイキングコースの入り口でもあります。
富士急行WEB
アクセス方法など、偏りのない案内が参考になります。
富士山で役立つグッズあれこれ
おまけに、SPCでのお取り扱い品の中で、登頂に役立つ道具の情報をいくつか(もちろん富士山に限りません)
●靴
夏の登山では靴が蒸れることが大きな悩みのひとつです。インナーに革を使用している靴は、足からの湿気を逃がしてくれます。また、富士山は登り・下りがともに非常に長いため、足をしっかりホールドする素材を選ぶ必要があります。
そんな富士登山でも、アルモンドのブーツはお役に立つはずです。
●ストック
標高差1,000m以上を1日で登り切る、もしくは下り切る、他の山ではそのような歩き方をすることはあまりないはずです。また、ふだん登山になれていらっしゃらない方が多く訪れるのも富士山の大きな特徴のひとつです。ときにつらい歩行の補助用として、ストックを上手に利用しましょう。
●レインカバー付きザック
富士山は単独峰であるため、夏期には雲ができやすく、にわか雨も多く降ります。そんなときに頼りになるのが、>レインカバー付きのザックです。
またザックカバーは、下山によく利用される砂走りを走るときにも非常に役に立ちます(カバーがあるとないのでは大違いです)。
これらの商品はSPC-Netshopからご覧下さい。
≪その他 (SPCよりみなさまへ)≫
高山病ほか 山での不調については充分注意して下さい。
救護所が、河口湖口7合目と8合目(太子館内)、富士宮口7合目にもうけられています。お医者さんが常駐しています。
何かあったら相談できますので参考にして下さい。特にお子様をお連れの場合は(呼吸のペースを保たないと高山になりやすいですので)歩き方に気をつけてあげた方がいいようです。
会員のみなさまが安全に、登山を楽しんでお帰りになりますことをお祈り申しあげます。